エンジニアに就くために求められる適性

社会に数多くある仕事にはそれぞれ求められる資質がある。どんなにやる気があっても適性がなければ活躍はおろか、続けていくことも難しいのが実情だ。

IT系エンジニアに求められる資質の一つに几帳面さがある。エンジニアの一つ、システムエンジニアの主な仕事であるシステム設計はクライアントと綿密に打ち合わせをして仕様書を作成し、その仕様書に沿って設計書を作成することが基本となる。仕様書・設計書はただ作成すれば良いというわけでなく、プロジェクトに関わるスタッフの誰が見てもわかるように作らなければいけない。日頃から細かい部分にまで気を配れる几帳面さを持ち合わせている人はエンジニアに向いていると言える。

忍耐強さも大事な資質の一つだ。1日を通してパソコンと向き合い作業をするエンジニアは体力と精神力の両方に負担が掛かりやすいと言われている。常にスムーズに作業が進むとは限らず、クライアントからの急な仕様変更や作業ミスでやり直しになるケースも珍しくない。想定外の事態に柔軟に対応できずにストレスを溜めて作業に支障を来してしまう性格の人はエンジニアには不向きだ。

進化を続けるIT業界では職種に関係なく常に最新の技術と知識を身に付けていくことが生き残っていく秘訣となる。特にエンジニアは30代半ばをピークに需要が減少していくため、必要とされるために最新のテクノロジーに対応できるようにしなくてはいけない。現状に満足せずに休日や空き時間を使って積極的に勉強していく向上心が持てるかどうかも重要なポイントとなる。